私は子どもの頃からカレーが大好きで、夕食に出てきたら必ずおかわりし、次の日の朝ごはんだけでなく、昼ごはんまで残りのカレーを堪能する、というカレー少年でした。
それは大人になっても変わらず。結婚してからは、カレー作りが趣味になり、毎週末家族にカレーライスをふるまうのが習慣になりました。
始めはカレールーを使って「隠し味を工夫する」という感じでしたが、じょじょにエスカレート。数年前からは、カレールーを全く使わず、スパイスをネット通販で取り寄せて、本格的な?スパイスカレーに挑戦するようになりました。
きっかけは、これまた趣味のカレーの食べ歩きで出会ったスパイスカレーの美味しさから。今から20年位前、田舎から大学進学のために出てきてた都会で食べたカレーが原点で原点です。いつも食べていた洋風な?カレーではなく、サラッとしていて香り高いカレーを食べてからとりこに。当時はインターネットも普及していなかったし、揃え始めると高額になるスパイスを買うこともできなかったため、美味しいなぁ、ってだけでしたが、それから10年以上たち、生活に余裕ができたことから「あの時食べたカレーを自分の手で」という気持ちが押さえられなくなり、今に至った、というわけです。
カレースパイスを自分で作るのは思ったより簡単
「市販のカレールーを使わずスパイスからカレーを手作りする」という野望を抱き、まずやったことは作り方の研究。これはインターネットで簡単に調べることができます。クックパットやクラシル等のメジャーなレシピサイトはもちろん、世の中にはカレー好きは星の数ほどいるので、レシピはでもいくらでも見つけることができました。
次はスパイスを揃えること。始めは近くのスーパーの調味料コーナーに置いてある「S&B スパイス&ハーブ」シリーズで揃えました。少量ですが、たくさんの種類のスパイスを安価に購入できるのがイイ!チリペッパー・クミン・コリアンダー・ターメリックと基本のスパイスから、シナモン・クローブ・カルダモン・マスタードシード・ブラックペッパーなどの応用編まで、一通り揃えることができます。ただ、私ははじめてから2~3ヶ月で、もっと大量に、もっと安価に購入したくなり、ネット通販に移行しました。私が良く購入するのは「アメ横大津屋」さん(https://www.ohtsuya.com/)。コスパをよくしようとしたらネット通販は外せませんね。
レシピとスパイスさえそろえば、後は簡単。スパイス以外の材料は、油・玉ねぎ・トマト・ニンニク・生姜・鶏もも肉とスーパーで揃えられるものばかり。料理をあまり作らなかった私でも簡単にチャレンジできました。
カレースパイスを自分で作ることにはまった結果
スパイスカレーにのめりこんで、はや数年。今、自宅キッチンの一角にあるスパイスコーナーには30種類近くのスパイスやインド食材が並んでいます。
今では自分で作ったカレーを自慢したくて、色んな人に食べてもらっています。一緒に食べる、っていいことですね。会話が進みます。
よく「何種類くらいのカレーを作れるの?レパートリーはいくつ?」と聞かれますが、よくわかりません。「今日は暑いのでさわやかな辛さがいいな」と思ったらブラックペッパーを多めに使ったり、レモン汁やビネガーを入れたりします。「今日はコクのあるカレーが食べたいな」と思ったら、砂糖やはちみつを入れて甘みを足してみたり、ココナッツミルクやカシューナッツ、バターを足してみたり、それに合わせてスパイスを調整しよう、とか考えて作っています。
そんな話をすると「そんなものを入れるのか!」とか「インドってすごいね!」と話しが広がるのも楽しいですね。
カレースパイスを自分で作る・・・おわりに
カレーを作り始めて数年経ちますが、ほぼ毎週、週末は私が夕食を作っています。
カレー話は、友人・知人だけでなく、子どもたちとも良くします。「レンズ豆って何?」「インドってどういう国?」など、子どもたちと幅広い話しをするきっかけがつくれることも、父としてはとてもうれしいです。