失恋して苦しんでいる人は
数え切れないほどいると思います。
辛いと思います。相手に腹が立つことがあると思います。
でも、恋愛観を変えることで立ち直ることができます。
失恋を乗り越えた僕のお話をします。
これを読んで少しでも前へと進んでほしいんです!
失恋から立ち直るための恋愛観を求めて
好きだった彼女と別れてしまった。
相手の浮気が原因だった。
それも、僕の友人とだった。
恋人に、そして友人にも裏切られた。
ショックで苦しんでいる僕を尻目に、
元・恋人たちは結局幸せになっている。
僕は裏切られた側なのに。
裏切ったのは向こうなのに。
なんで僕だけ苦しんでいるんだろう。
なんで向こうは楽しい日々を過ごせるのだろう。
そんな理不尽な現実に怒りが込み上げてくる。
悲しくて胸がギュッと締めつけられる。
仕事どころじゃない。勉強どころじゃない。
食欲も湧かないし、元気も出ない。
なのに毎日は当たり前のように流れていく。
自分だけが同じ場所に止まっている気がして
自分がこの世で一番不幸な気がして
やりようのない寂しさだけが隣にいる。
当時の僕は、そんな状況にいました。
このままじゃダメだ。
立ち直って次に進みたい。
失恋から、浮気から立ち直る方法を僕は求めていました。
同じような苦しみにいるあなたに向けて
「失恋から立ち直るきっかけになった恋愛観を学ぶ過程」
をお伝えします。
自分を前に進ませてくれた言葉
友人に相談しても、
苦しみを本当に理解してくれる人はいませんでした。
家族には、恥ずかしくて相談できません。
ストレス発散したって、
心に残るモヤモヤはやはり晴れませんでした。
そんな僕は、ある人の言葉で
失恋から立ち直り、新たな恋愛観を身につけました。
人間的に強くなりました。
一体僕はどんな言葉を貰ったのか。
何が僕を変えてくれたのか。
それは可愛がってもらっている先輩と
食事に行ったときのことでした。
流れの中で恋愛の話になり、今の現状を先輩に話してみました。
長い間付き合っていた方と結婚した先輩は
いわゆる「恋愛マスター」として
多くの人から恋愛相談をされるような人でした。
僕はてっきり、
「大変だったな。相手が悪かったんだから次に進めよ。」
そんな言葉が来るだろうと思ってました。
しかし、返ってきたのは
当時の僕には信じられない返答でした。
そしてその言葉が、
最終的に僕を前に進ませてくれました。
以下にその返答を記します。
「お前、ダサいよ。根本から間違えてる。
〇〇ちゃん(元カノ)が申し訳なさそうにしてたらお前は幸せなのか?
自分が不幸で苦しんでるんだから、相手も不幸であってほしい?
自分の彼氏がそんな考えを持ってたら、彼女は嫌だろうな。
別れる最後の決め手は浮気だったかもしれないけどな、
そもそもお前がその子を満たしてあげられてたら、
彼女も浮気なんかしないだろ?
お前といても楽しくないから他所に行ったんだろ?
何もかも相手のせいにして、自分に非はないって思ってるのか?
浮気をしたことだけを切り抜いて、相手を責めるのか?
ダサいよ。視野が狭いよ。そんな単純じゃないよ。
そんな恋愛観じゃ、いつまで経っても恋愛は上手くいかない。」
予想外の応答に驚きました。しっかり怒られました。
でも、核心を突かれすぎて、言い返す言葉は見当たりませんでした。
新たな恋愛観に変わったことで得られた「最幸」の結果
振られてからの自分を振り返ってみると
主語がずっと「自分」だったことに気づきました。
自分は苦しいのに。自分が裏切られた側なのに。
自分だけが不幸。誰も自分を救ってくれない。
相手への敬意、理解、感謝が、
完全に欠けていたことに気付かされました。
付き合った当初より、彼女を理解する意識が薄まっていた。
楽しませること、笑わせることへの意識もなくなっていた。
自分に合わせてほしいという貪り(むさぼり)の心が多くあった。
先輩のおかげで、自分の考え方は大きく方向修正されました。
失恋当初の僕の心は、
失恋のショック、相手への怒り、発散できないストレス
そういったものが蔓延していました。
でも、原因は自分にも多くあって
相手を恨んでる場合じゃなかったんです。
むしろ反省して、彼女に謝らないといけないくらい。
相手も嫌な想いをしてて、ずっと我慢してたのかもしれない。
相手は何を求めていたのか。どう思っていたのか。
相手の立場に立って相手の気持ちを理解しようとすることで
自分の怒りというものは、あまりにも理不尽で自分勝手だと
気付かされました。
この失恋を通して、僕の恋愛観は大きく変わりました。
もちろん浮気や不倫は良くないことだけれど
浮気した側だけが悪いというのもありえない。
人間だから合わないこともあります。
もっとこうして欲しいって思うのも当たり前です。
でも、それをお互いが理解し合わないといけない。
常に相手のことを想い、敬意を持つこと。
それが、あの時の僕には欠けていました。
この恋愛観の変化は、
あらゆる場面で効果がありました。
まずは、交際相手といい関係を築けるようになりました。
時間が経てば経つほどに
親密になり、尊敬できる部分も増えました。
相手への敬意、感謝、理解を忘れずにいれば、
ぶつかることなんてないんです。
恋愛だけではありません。
この恋愛観を意識しだしてから、
これはコミュニケーションの本質だと気がつきました。
みんなが「自分中心」では、いい関係は築けません。
お互いがお互いを理解し、尊敬、尊重する。
例え、相手がその考えを持っていなくても
自分が理解してあげるだけでぶつかることは絶対にない。
友人が増え、これまでよりも強固な信頼が生まれます。
どの環境に行っても、どんなに年齢が離れていても
通用するコミュニケーションの本質でした。
まとめ
好きだった彼女に振られました。
ショックで立ち直れず、相手を恨み
元カノのせいで、自分が不幸のどん底にいる感覚でした。
そんな中、先輩の言葉が立ち直るきっかけをくれました。
「何もかも相手のせいにして、自分に非はないって思ってるのか?
浮気をしたことだけを切り抜いて、相手を責めてるのか?
ダサいよ。視野が狭いよ。
そんな恋愛観じゃ、いつまで経っても恋愛は上手くいかないよ。」
これまで、自分が「自己中心的」な恋愛観を持っていたことに
気付かされました。
そして、恋愛は
お互いがお互いを理解すること
尊敬すること、感謝することが大事だと学びました。
そして、それはコミュニケーションの本質であり
恋愛以外にも幅広く応用できることも知りました。
現在、僕にはもう何年も交際を続けている彼女がいて
喧嘩は一切なく、いい関係を気づけています。
優しい友人たちや、上司に恵まれていて
本当に心から最高と言えます。最幸と言えます。
失恋して、暗闇のどん底にいるあなたへ
当時、あれほど憎んでいた元カノにも
今は本当に感謝しています。
彼女との失恋がなければ、
僕は、今もなお暗闇にいたかもしれない。
気づかせてくれるきっかけを作ってくれた元カノに
「楽しませてあげられなくてごめんなさい。
そして、ありがとう。」
そう言いたいですし、
あの体験があってよかったと思っています。
僕は恋愛観を変えたことで全てが好転しました。
恋人、友人、先輩後輩、
全ての人間関係が好循環しています。
これからも、きっと辛いこともあります。
でも結局自分が変わらないと現状は変わりません。
大きな器を持って、相手側に寄り添ってみてください。